本日は「読書部」記事です!



ピース又吉さんが芥川賞を受賞して話題になっていた小説「火花」。

売れない芸人の主人公と独特な空気を持つ芸人の先輩のお笑いに賭ける人生を書いた小説で
当時「二人の会話の掛け合いが秀逸」とか「芸人にしか書けない芸人の話」と評価されていました。
私も話題になっていた年(2015年)に読んだのですが、
読んだ印象としては、ちょっと階段上ったと思ったらそこからゆるやか~にずっと下り坂を下りて行った先に待っていたのが虚無。ってかんじでした(どんなや)

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読んだ直後「読むんじゃなった」って後悔したしちょっとピース又吉さんのこと嫌いになったけど
それについてずっと考えちゃってて、3日後に「ここまで頭から離れない作品ってすごいのでは・・・?」という結論に至りました。


映画でも小説でも「楽しかった!」って思ってもすぐ忘れちゃう作品と
見終わっても頭に焼き付いてずっとその作品のこと考えちゃう作品とあるじゃないですか。

火花は昔国語の教科書で読んだ「羅生門」と似てる。
なんか希望とか全然なくて読んだ後モヤっとした不快感が残るけど
妙に記憶に焼き付いてて、死体の髪を抜く老婆がいたことと下人が夜の闇に消えたっていうことは永遠に覚えてる・・・みたいな。

この火花のストーリーと読んだ不快感は5年経った今でも覚えています。すごい・・・。


すごいけど今世では二度と読まんぞ・・・!


でも、これも個人の感想なので
読む人が読んだら「ラストのシーンも先輩の生きざまが現れてて最高に痺れる」って感じるかもしれないし「そんなラストシーンよりも芸人同士の掛け合いの面白さの方が印象に残ってる!」って人もいると思うので、読んだ人がどんな印象を持っているのか気になります。

ぜひぜひ強メンタルの方は読んで感想教えてください!(グロや死ネタはないのでご安心を)


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